現在61歳、年が明ければ早々に62歳になる私。気が付けばシニアと言われる歳になりました。そこで、ふと考えます。シニアにとって必要なもの、大切なものって何だろう。まずは、健康ですよね。これがないと、穏やかに日々を送ることは叶いません。次に、お金。といっても、そんなにたくさんのお金は要りません。贅沢を言わなければ食べていける程度のお金で十分です。最後に、もうひとつ、シニアに欠かせないもの。それは社会との繋がりです。社会との繋がりを失ったシニアは、社会的に孤立してしまいます。なので、シニアには社会と繋がっている、社会から必要とされているという証が必要です。そして、手っ取り早く証となるのが、友人、知人、家族等の身近な社会からの”いいね”=承認です。
翻って、今の自分はどうか。月に数度、山に登ったり海に潜ったりと運動らしきことはやっているので、健康の管理はできていると思います。次に、お金。一応契約社員としてですが働いているので、若干の労働収入はあります。それから、バブル期の高金利時代に入った個人年金。そして、会社からの企業年金。これら収入の3本柱のお陰で、贅沢を言わなければ家族が路頭に迷うことはないだろうと思います。問題は、最後の”いいね”です。これが悩ましい。
会社で私がしている仕事といえば、責任を問われることのほとんどない雑用です。楽なのはありがたいのですが、仕事を通じて達成感を感じることはありませんし、お客様や上司、同僚から褒められたり感謝されることもありません。また、家庭における嫁さんや娘との生活はマンネリ化しており、今さら”いいね”をもらう関係にありません。このままでは早晩、社会的孤立老人の出来上がりです。にわかに私は危機感を抱きました。そして、「動くなら今しかない」と思ったのです。
そこで、思い付いたのがジモティで仲間を募り、一緒に飲んだり、食べたり、ドライブに行ったりして、彼ら彼女らから”いいね”をもらうことです。(参考:最近私がやっていること) これが今のところ当たっています。昨今、中高年を対象とした飲みサークルやお出かけサークルは、巷間あまたあります。そこで、私は月並みな居酒屋ではなく、ちょっと食にこだわったお店で飲み会をやったり、ふつう日帰りでは行かないような観光スポットへ日帰りドライブしたりと、他のサークルとの差別化を図っています。
また、私のサークルの運営目的はメンバーから”いいね”をもらうこと(=承認欲求の充足)にあります。なので、飲み会やドライブで私に金銭的な持ち出しが発生しても、”いいね”をもらうための対価だと割り切ることができます。そして、メンバーの費用負担を抑えることを最優先に考えることができます。今のところメンバーと管理人はWin&Winの関係です。これが私の企画がメンバーに好評な理由かなと思ったりしてます。