以前から気になっていることがあります。皆さん65歳になって年金を受け取るようになると、決まって「年金をもらう」とおっしゃいます。私はこれが気になって仕方がないんです。だって、年金の保険料を負担しているのは皆さん自身ですよ。自分で払った保険料を後になって年金として受け取るのに、「もらう」は変じゃないですか? 年金を受け取るのは皆さんの当然の権利です。預金が満期になって戻ってきても、銀行から「預金をもらう」なんて誰も言いませんよね。国もこのあたりの国民の誤解を解けばいいものを、わざと放置しているような気がします。国民の方で年金の受け取りを「もらう」と勘違いして、勝手にありがたがってくれれば国としてはラッキーですから。
ところで、英語では年金の保険料をcontribution、給付をbenefitといいます。contributionには寄付という意味もあり、benefitには恩恵という意味もあります。年金の起源をネットで検索してみたのですが、はっきりしたことは分かりませんでした。しかし、恐らく欧米で教会が信者から寄付を募り、遺族や高齢者等の恵まれない人に施しを行ったことが起源になっているような気がします。もし、そうであれば年金を「もらう」という表現は妥当です。しかし、現在の日本では、年金の原資を負担しているのは国民自身。ですから、「もらう」という表現は、もうやめにしませんか。そして、自分が負担した保険料の使い道を国に一任せず、ズルされないようにきっちり払い戻しを受けるまで、国の動きをチェックする心構えが必要だと思います。
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【年】年金をもらう
