私の趣味の一つが山登りであることは当ブログで前からお話してきましたが、私が2,000m以上の高い山へ出かけるのは、ゴールデンウィークから秋までです。つまり、積雪期の山には登りません。それは、雪山を登る体力と技術に自信がないからです。(若い頃はピッケルとアイゼンを持って南アルプスや南八ヶ岳を登ったものですが、今は無理です。)
問題は山へ行かないこの時期、どうやって山への想いをやり過ごすかです。実は私の部屋には暖房がありません。別に電気代をけちっている訳ではありませんが、とにかく昔からないのです。なので、寒さから身を守るため、冬の間はシュラフ(寝袋)に入ってテレビを見たり、本を読んだり、寝たりしています。シュラフはもともと寒い山の上で寝るための道具ですから、平地の寒さなどへっちゃらです。また、布団を敷いたり畳んだりする手間も省け、自宅にいながらアウトドア感覚を味わうことができて最高です。是非、皆さんも試してみて下さい。
それから、私は休みの日の食事にもアウトドア感覚を取り入れています。直火にかけるアルミ鍋タイプのうどんを買ってきて、山で使う携帯用の小型ガスバーナー(EPIやプリムス)でぐつぐつ煮込み、ふーふー言いながら食べるのです。そして、残ったスープには買ってきたおにぎりをぶち込みます。おにぎりを煮込むと数分でスープを吸って、いい感じでおじやが完成します。このおじやがまた旨い。ちょっと塩っ気が強いですが、ビールの当てにはちょうどいいです。ただ、火の取り扱いには注意して下さい。
冬の間、こんな感じで食っちゃ寝を繰り返していたら、体がなまってしまいます。そのため、ダイエットとトレーニングを兼ねて自宅から車で30分ほどの低山(猿投山629m)に週末通っています。ただ登るのでは負荷が少ないので、ザックにダイビングで使うウェイトとテント、水を詰め込み、総量26kgほどにして歩荷訓練のまね事をしています。冬の間に体力をつけて、この夏こそ光岳に挑戦したいと考えているからです。
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【閑】冬山に行かない山ヤの冬の過ごし方
