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閑話休題

【閑】ヘタレの趣味

私の趣味は山登りとスキューバダイビングです。この二つは20代で始め、アラカンの今に至るまで細々と続けています。なぜ山登りを始めたかですが、ひとつには父の影響があると思います。父は高山植物や渓流釣りが好きで、私は小さい頃からよく父に連れられ近くの山へ行っていました。

私は物心ついたとき既にデブで、そのせいか駆けっこをはじめ運動がとてもとても苦手でした。私の通っていた小学校は、運動会で全校生徒に駆けっこの予選と決勝を戦わせ、ご丁寧に優勝から最下位まで順位を付けていました。私は午前中に行われる予選で最下位となったうえ、予選の最下位を集めた午後の決勝?において再び最下位となりました。私はこの「キング of 最下位」のタイトルを、小1から小6までの6年間守り抜きました。不動のチャンピオンだったのです。
今思うと、年端の行かぬ子供に随分と残酷な真似をしてくれたものです。おかげで今でも街角で小学校の運動会に出くわすと、不意に胃液が込み上げてきます。こんな生来の運動オンチにできるスポーツといえば、山登りくらいなものでした。これが私が山登りを始めたもう一つの理由です。

今では山ガールなる言葉もあり、山登りにはオシャレでポジティブなイメージがありますが、私が20代の頃は山登り=3K(キツイ、キケン、キタナイ)と言われ、若い女性から忌み嫌われたものです。ヘタレな私にも人並みにモテたいとの欲望はあったので、私はまわりに自分が山ヤであることを封印しました。
バブル華やかなりし当時、女性に人気のスポーツと言えば、テニス、スキー、ゴルフ。運動オンチな私には、どれもハードルが高すぎます。しかし、そんな私にもできそうで、かつ女性受けしそうなスポーツが一つだけありました。スキューバダイビングです。当時、原田知世さん主演の映画「彼女が水着に着替えたら」が流行っていました。映画の中で原田知世さんはダイバーを演じています。映画を見た私はこれだと思い、ダイビングショップへ直行しました。
残念ながらダイビングを通じて彼女をつくることはできませんでしたが、ダイビングは今でも私の渇いた心をリフレッシュしてくれる大事な趣味です。

最近、65歳の定年退職後を見据え、社会人の山の会に入りました。上は75歳から下は35歳まで。58歳の私がちょうど平均年齢です。有り難いことに先輩会員の方が頻繁に山に誘ってくださるので、今は月に2回ほど山に登っています。山の会というのは先鋭化によるマウントの取り合いが起こりがちなのですが、私が登るのは標高2000m程度の中難易度の山までとし、安全第一で行きたいと考えています。
ダイビングもコロナの影響でこの3年ほどご無沙汰ですが、この夏は月2ペースで海に通うつもりです。ショップによると、太平洋側では潮流の変化で紀伊半島のコンデションは余りよくなく、逆に伊豆半島が透明度抜群でグッドコンデションとのこと。これも気候変動の影響でしょうか。
当面、山に海にと資金負担が嵩みますが、ほったらかし投資の株たちがプレゼントしてくれた配当で何とか帳尻が合いそうです。