「搾取のシステム」、「損益の非対称性」、「時間」。この3つの武器を活用することが、長期の株式投資で勝ち切るための鉄則だと思います。私が株式投資をする際に気を付けていることは、以下の3点です。
(1)当たり前ですが、実際に株式に投資すること。机上でいくら投資したつもりになっても、道は開けません。短期的には上下にブレる株価も、長期的には「搾取のシステム」により上昇していくはずです。
(2)長期投資。長期の時間軸で株式に投資することで、「損益の非対称性」を生かし資産の拡大を図ります。
(3)分散投資。搾取のシステムが上手く機能せず業績が低迷する会社も、中にはあります。不芳企業に投資してしまうリスクを低減し、大勝ちする企業に遭遇する確率を高めるため、複数銘柄によるポートフォリオ運用が効果的です。
ルールを理解したうえでゲームに参加することが大事です。しつこいようですが、長期の株式投資は勝率ではなく、トータルスコアを競うゲームです。下値で買ったら後は死んだふり。ほったらかしでいいと思います。短期の時間軸での株式投資は、プロ投資家と同じ土俵でゼロサムゲームを戦うものです。勝者の数だけ敗者が生まれます。一方、長期の時間軸での株式投資は、仲間と一緒にプラスサムゲームを楽しむものです。みんなが勝者になれる可能性があります。