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【株】運転手さん、制限速度オーバーですよ

年始早々、株式相場がえらいことになっています。2024年は堅調な相場を予測する市場関係者や会社経営者が多かったのは事実ですが、年初いきなりのこの展開を予想した人は少なかったのではないでしょうか。

後付けの講釈になってしまいますが、1月4日大発会に出現した日経平均チャートの長い下ヒゲ。この日の引け味の良さに相場の強さを実感した人は多かったと思いますが、CTA等の海外ファンドもこれを見て一気に買いポジションに走った可能性があります。それから、能登半島地震の影響で、マイナス金利解除の1月実施の可能性が低下したことも大きかった。また、昨年6月以来再々に亘って上値抵抗線となっていた34,000円をあっさり超えたことでショート筋が大踏み上げ大会を演じ、相場の上げを加速させた面もありました。でも、1週間で3,000円の上げですよ。さすがにスピード違反でしょう。さらに、1月12日には幻のSQ値36,000円のおまけまで付きました。

週明けの1月15日、私は日経平均が大幅に下落するものと確信していましたが、またもや300円を超える上げとなり、改めて36,000円トライの様相です。私は確定拠出年金の日経平均インデックス投信を、34,500円を超えた1月11日の引け値で売却しました。しかし、このまま上昇相場が続くとNISAで個別株を買うことができません。どうしたものか? 相場下落の材料は、CTAの買いポジションの手仕舞いと、日銀のマイナス金利解除の思惑ですかね。