私は物心ついたとき既にデブで、そのせいか駆けっこをはじめ運動がとてもとても苦手でした。私の通っていた小学校は、運動会で全校生徒に駆けっこの予選と決勝を戦わせ、ご丁寧に優勝から最下位まで順位を付けていました。私は午前中に行われる予選で最下位となったうえ、予選の最下位を集めた午後の決勝?において再び最下位となりました。私はこの「キング of 最下位」のタイトルを、小1から小6までの6年間守り抜きました。不動のチャンピオンだったのです。 今思うと、年端の行かぬ子供に随分と残酷な真似をしてくれたものです。おかげで今でも街角で小学校の運動会に出くわすと、不意に胃液が込み上げてきます。こんな生来の運動オンチにできるスポーツといえば、山登りくらいなものでした。これが私が山登りを始めたもう一つの理由です。
5月5日、岸田首相はロンドンで投資家を前に講演を行いました。その中で、Invest in Kishidaのフレーズで日本経済の変革をアピールしています。講演で岸田首相は、NISAの拡充や預貯金を資産運用に誘導する新たな仕組みの創設などを通じ、「資産所得倍増プラン」を進めたいとしています。日本の家計金融資産は約2,000兆円ですが、そのほとんどが現預金に滞留しており株式等は1割程度と、米国の4割や欧州の2割と比べ極端に低い水準です。